ベトナムで買った、映えないモノたち

[日曜の窓辺からVol.39]現地の人が持っている定番品は、つい欲しくなる。
やすむ 2023.07.30
誰でも

かわいい雑貨天国なことで有名なベトナムですが、生活便利グッズも面白い。

ベトナム生活半年、実用系で買ったものを集めてみました。

ベトナム女子必携/忍者パーカー

最近日本でも、指原莉乃さんなどの美意識高い女子は、帽子や日傘以上の日焼け対策をしているそうですが。ホーチミン女性の日焼け対策は、デフォルトでそのくらい本気です。

年中強い日差し、バイク移動なのに、みんなけっこう色白なのは、その努力の賜物なのでしょう。

街中での着用率が高いのが、こういう首も顔も隠せる忍者的なパーカー。

ぎよっとする写真で、すみません。

ぎよっとする写真で、すみません。

排気ガスもすごい&バイク移動なので、これにサングラスとマスク、その上からヘルメットをしているのがデフォルトです。

これは東南アジア最大級のECサイトLazadaで、800円くらい。SPF50の表記を信じていいのか不安になるお値段……。

ただ軽くて涼しいし、日焼け防止の安心感がすごく、日々愛用中。

酷暑続きな日本でも、そのうちデフォルトになるのではないかと思っています(というか、帰国しても夏場は着たい)。

ホーチミンの女性は、日焼けと暑さ対策優先なのもあってか、おしゃれをするときとそうでないときのオンオフが、けっこうはっきりしていて、それもいいなぁと思います。

だから、このあまり映えないパーカーの下は、ばちばちに決めている人も。

なぜか“Tokyo Style”と銘打たれたものもある。どう見てもホーチミン・スタイル。

なぜか“Tokyo Style”と銘打たれたものもある。どう見てもホーチミン・スタイル。


紙幣しかないからこそ/マネークリップ

電子マネー化に伴い、日本では超薄型財布を使っていましたが、これがあまりにベトナムでは使いにくい……。

というのも、ベトナムも電子マネーは普及していますが、法律的に現地の銀行口座がないと使えず外国人にはハードルが高い&市場やローカル食堂はクレジットカードがあまり使えないのです。

さらに、ベトナムは硬貨がなく、すべて紙幣。しかも、柄は全て建国の父、ホー・チ・ミンさん。

ホー・チ・ミンさんだらけの札束でもたもたしがちだったところ、現地のバイクドライバーさんたちが使っていてなるほどと思ったのが、マネークリップ。たしかに、紙幣だけなら、ぱちっと止めるほうが出しやすいです。

カード類もいれたいので、私は財布型を、ホーチミンの観光スポットでもあるベンタン市場で購入しました。値切ってたしか1000円強くらい。

全部このお顔。

全部このお顔。


偽ブランド品は、デザイナーさんへの罪悪感があり避けているものの、なんと市場には偽ブランド品以外の選択肢がなく、エルメス風。偽刻印はなしの普通にオレンジ色のでいいんだけどなと思いつつ……。

安い分、3ヶ月でクリップ部分が壊れ、そこだけLazadaで買い替え済み。

ミニスカ✕バイクの両立を/バイク用巻きスカート

街ではミニスカやタイトスカート率がわりと高いのに、バイクにまたがるときに、そのあたりが危ういかんじの人がいない。みんなどうしているのだろうか。

ベトナムに来て2ヶ月経った頃に持った疑問に、ベトナム語の先生が教えてくれたアイテム。

巻きスカート形式で、足捌きと足を隠すのを両立できるもの。

そう言われて見てみると、カフェから出てきたおしゃれな女性が、バイクのシートの下からこのアイテムを取り出して、装着していたりします。

巻きスカート型だけではなく、忍者パーカーとのドッキングスタイルも人気で、私はこちらを購入。

完全なホーチミン・スタイル。

完全なホーチミン・スタイル。

ヴィトン柄とかは避けたけれど、知らないだけで、これもなにかのブランドのコピーなのでしょうか。

ハノイの市場で、店員さんの表情が固めなのにびびっていまいち値切れず(ハノイの人は、ホーチミンの人ほどにこにこではないと、あとで知った)、1800円くらいだった記憶です。

ただmyバイクを持っていない私には、暑い&重くて、あまり活用できておらず。ホーチミンより涼しいハノイ仕様だったのかも。

このスタイルの人もけっこう多くて、国民の99%がイスラム教徒のトルコよりずっと、肌をしっかり隠している女性が多いのではという感覚です。

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テーマ上、購入品画像の2/3が、映えない自撮りになってしまいました(笑)。

私は買っていないですが、雨季の今、皆バイクに常備しているのが、ポンチョ型のカッパ。

バイクのハンドルまで雨よけができて、バイクタクシーだと、後ろのお客さんが運転手さんのカッパにすっぽり入っていたりします。

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